扉放ち穴に落ち
ぶら下がっていたリアルは
海の時計の記憶さ
泡の中に君もいた
君の宇宙は君しか触れない
頭蓋骨の果て宇宙の果てだろう
望遠鏡で夜空を仰げば
顕微鏡で覗く僕と目が合う
太陽壊したい
夜空を壊したい
世界を壊したい
扉突き抜けろ
神々の口臭が螺旋の果て言葉を全てバラバラにしながら
ヒカリとカゲを作りだしその隅の方で小さく縮こまる
戦争孤児達はチューインガムのようにくるめられて路上に張り付いた
表面張力の限界を確かめるように今息をしてみるが正解が無いことに気づく
午前3時の憂鬱を思い出さないように静かに息を引き取る
ガラス瓶がいま割れる瞬間に
炭酸がすべて無くなる瞬間に
昼が夜を破壊して夜が昼を破壊する瞬間に
ページとページの間の感じられない瞬間に
滑り落ちて扉の外へ滑り落ちて滑り落ちて
パラレルユニバース
パラレルユニバース
パラレルユニバース
ながさわらむの酔いどれ天使になる前に
メモ帳
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