27時

夜の狩人が逃げ惑う獣たちを嘲笑う

逃げ切って開花した太陽をみたって手を掴める訳じゃないのに



下痢便をしながら俺はそんなことを考えていた

1960年代の亡霊が頭蓋骨の中を行ったり来たりしている

甘ったるい香水のようなギターの音

映画のセットみたいにぶっ壊れたホテルの部屋

そろそろモージョーがドアを叩き

まるでルームサービスを持ってくるように靴を2つ綺麗に揃えさせる

明日の朝5時に改札をくぐり抜ける為にそろそろ寝なきゃ行けないのに勘弁してくれよ

ワイルドターキーを捨てるようにいれる四角い小さなグラスは

シンクでもう粉々に割れてるはずだぜ

爆弾をこれ以上落とすな

分かっちゃいるけど止められない

今夜、狩人達と踊るのは誰だ

モグラのように布団を探し潜り込むのが賢明だ

神は俺と小さくラッパ飲みしながら呟いた

0コメント

  • 1000 / 1000

ながさわらむの酔いどれ天使になる前に

メモ帳