知らず素面

先生、僕に薄い布を毎日1枚ずつ掛けてください
僕を白痴の犬にしてください
そうすれば幸せになれるから

平和よ、僕に悲しい事実は何も知らせないでください
真の自由を知らせないでください
そうすれば幸せになれるから

時間よ、終わりがいつも側に居ることを気づかせないでください
遠い未来のことと忘れさせてください
そうすれば幸せになれるから

文明よ、作られた社会システムにトリップさせてください
それこそが幸せだと気持ちよくさせてください
そうすれば幸せになれるから

あなたよ、気づかないまま幸せでいてください
外を知らずにシステムの輪で暮らしてください
そうすれば幸せでいれるから

あなたよ、僕のそばで笑っていてください
そうすれば少しの間は忘れていられるから
そうすれば少しは幸せでいれるから

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ながさわらむの酔いどれ天使になる前に

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