エッフェル塔と付き合いたい

上京して間もない頃に初めてはいったドトールのウインドウから、まるでこの街を自分のもののように歩きづらそうな靴で優雅に歩くとびっきりの美人達をを見ながら俺は考えていた
美人は得だ
美人であるから優しくされ
美人であるから愛される
そんなこともあるだろう
ブスであるから優しくされ
ブスであるから愛される
そんなこともあるけど稀だ
世界は広くて変わったやつもいるもので建築物にしか性的な興奮や愛情を見いだせない人々もいるらしい
そういえばエッフェル塔と結婚式をあげた人もいる
その人にとってはエッフェル塔はとっても艶やかでエロティックで優しくて堂々としていてそれでいて自分を愛してくれている
俺もエッフェル塔と付き合いたい。

美人の定義とは難しいもので
うりざね顔
アジアンビューティー
整った目鼻立ち
大きな尻
アフリカの方じゃ太った方が健康的で美人ということもあるし
とにかく誰がみても絶対的に美人なんてこの世には存在しない
ようするに好みはそれぞれの文化によるところが強いという話である
まだ踊りでパートナーを決める踊る鳥達の方が正直に美人を決めてる
あら、あの素敵なダンス、素敵な動き、素敵な見た目、とっても美人
あの、おさる様のおケツの赤いところ素敵。
判断が文化的でなくて野性的にシンプルな理由が強いからから正直だ。

まてよ、そういえばおもしろい話競走馬の話がある

ある馬のデータがある
種つけのためあるとても綺麗な白馬のところにそのオス馬はよばれたのだが、
いっこーにやろうとしない
考えた挙句メス馬にドロをぶっかけたところ
物凄い勢いでやり始めたという
完璧なメスをみると男は臆するのである

この話をきいて疑問におもったのはやはり美人の概念だ
この馬は完全にルックスを重視してる
その美しい白馬の何が奴にとって美人だったんだろう
勝手なことばっかりの世の中だ
馬の心、飼育者しらずである。

結局は誰がなんと言おうと自分の美人を信じることが大切なのだ
馬にも教えてやりたい
美人はこの世にそんざいしない
綺麗な宝石に価値をつけてるのはそれを高値で買う人間だって言うのと同じだ。
俺もやっぱりせっかくだからとっても男らしいエッフェル塔とかちょっと変わり者のサグラダファミリアとかと結婚したい。

0コメント

  • 1000 / 1000

ながさわらむの酔いどれ天使になる前に

メモ帳